[Obsidianとは何か]

Obsidianとはテキスト/ファイルなどを整理できるノートアプリです。

カナダに拠点を置く Dynalist社という企業が開発しています。
Google(グーグル)、Apple(アップル)などのような巨大企業ではなくて、独立した小規模なチームであることが特徴です。

小さな企業だと、「突然サービスが終わったり、不安定だったりするのではないか」と懸念されますが、その心配は不要です。

⇩世界の大企業で導入されている実績があります。

https://obsidian.md/ja/enterprise/

※Obsidianは個人が情報を整理するノートアプリです。社内で一斉にObsidianに切り替えたというよりは、必要性を感じた一部の個人やチームが導入したという側面が大きいのではないかと思います。それでも、問題のある企業は社内監査ではじかれてしまうと思うので、そのあたりの信用性は保証されていると考えることができます。上記のURLのリストには国の政府機関も入っています。


[基本的な使い方イメージ]

1.Obsidianを使用したい端末にダウンロードして簡単な初期設定を行います。
「保管庫(Vault)」というものが作成され、端末内に格納されます。

2.アプリを開き、新しいノートを作成し、文章などを自由に入力します。
ここで作られたすべてのファイルは、「保管庫(Vault)」の中に入っているという整理です。

3.Obsidianには様々な機能が備わっています。メモ/ノートを作成しつつ、機能を活用しながら情報を整理していきます。


[具体的にどんなことができるか]

様々な機能がありますが、基本的には

・フォルダによる階層化
・MD(マークダウン)記号でノートを整理

この2つが基軸です。

【フォルダによる階層化 】

使いながら自分が思うようにしていくのが良いと思いますが、あらかじめ大枠のルールを決めておくといいです。以下に一例を示します。


01-重要
├─ 01.契約関係
└─ 02.ID関係

02-普段使い
├─ 01.仕事
│   ├─ 01_企画案
│   └─ 02_留意事項
└─ 02.個人

適用したルール

・番号ラベルは2桁にする
・第1階層は「 - 」(ハイフン)
・第2階層は「 . 」(ドット)
・第3階層以降は「 _ 」(アンダーバー)

【マークダウン記号】

マークダウン記号とは、記号を付けるだけで、装飾を施すことができる機能です。
Obsidianはこのマークダウンでノートを管理していくのが核となっています。


1.#

半角の「 # 」(シャープ)と「スペース」を打ってから文字を入力すると、大きな見出しになります。#の数を増やすと、少しずつ文字が小さくなります。

# 1つは大見出し
## 2つは中見出し
### 3つは小見出し

というようなイメージです

フォルダの階層化と同じイメージで考えると分かりやすいです。

2.---

半角の「 - 」(ハイフン)を3つ連続で打つと、区切り線が引かれます。


最初はこの2つのマークダウンだけを使用していくのがおすすめです。シンプルですが、思ったよりもきれいに整理することができます。


[利用にあたっての注意点]

初めて使う方が気をつけるべき認識は、「データが自動でネット上(クラウド)に保存されない」という点です。

現在メジャーとなっている一般的なノートアプリ(Google KeepやApple純正メモなど)は、アカウントを作れば自動でネット上に保存され、スマホが壊れてもデータは残ります。

Obsidianのデータは「今使っている端末のフォルダの中」に直接保存される仕組みです。そのため、以下の点に注意してください。

1.端末が壊れるとデータも消える
→スマホやPCが完全に壊れたり紛失したりすると、書いたノートも一緒に失われてしまいます。

2.スマホとPCの同期機能
→「スマホで書いたメモの続きを、パソコンで書く(同期)」という使い方は、初期設定のままではできません。


Obsidianは機能が豊富なので、上記の問題は工夫すればクリアすることができます。(裏技的な意味ではなく)

1.→定期的に端末以外の場所にバックアップを取る。
参考ページ: https://obsidian.md/ja/help/backup

2.→公式が提供している Obsidian Sync という機能を契約する。
参考ページ: https://obsidian.md/ja/help/sync


[簡単な導入の説明]

1.Obsidianのダウンロードページへアクセスします。

https://obsidian.md/ja/download

2.自分が操作している端末に対応するものを選びます。
※Androidの場合、基本的にGoogle Playを選択してください。APKは特に理由がなければ選択しないでください。

3.画面の指示に沿って進め、「保管庫(Vault)」を作成します。

4.アプリを開いて使い始めます。


※保管庫を作成する端末内の場所は、基本的には自動指定されている場所で良いと思います。作成された後に、一度WindowsのエクスプローラーやMacのFinderなどで、保管庫がどこにあるのかをサラッと確認しておくといいです。

・Windows→エクスプローラー
・Mac→Finder
・Android→Google純正アプリ「Files」
・iPhone→Apple純正アプリ「ファイル」

これらが端末の中でファイルを探す基本のアプリです。これらのアプリの中の検索欄で「Obsidian」と検索して、端末のどこに格納されているのかを確認するということです。

※導入時に分からなくなった場合は、LLM(Geminiを推奨)にスクリーンショットをアップロードして不明点を質問すると良いです。
→初歩的な解説記事:*1. Geminiの使い方(ジェミニ)


[その他補足]

【他の主要なノートアプリとの比較】

ノートアプリは様々ありますが、それぞれでニュアンスが異なります。ざっくりとした特徴と料金体系は以下の通りです。


・Notion(ノーション)

特徴: 表やカレンダーを作ったり、複数人で共同作業したりすることに向いている「万能ワークスペース」です。

料金: 無料で使うことができます。料金プランが分かれていますが、個人利用の容量はそれなりに大きいです。

・Evernote(エバーノート)

特徴: WEBページを丸ごと保存したり、画像内の文字を検索したりできるような「万能ノートアプリ」です。

料金: 無料で使うことができますが、しっかり使うなら有料にすることが前提と思います。

・OneNote(ワンノート)

特徴: Microsoftが提供しているアプリです。ExcelやOutlookなど、他のMicrosoft製品と連携がしやすく多機能です。

料金: 基本的に無料で使えます。(データはOneDriveに保存されるため、契約している容量に依存します)

・Apple純正メモ / Google Keep(グーグルキープ)

特徴: どのデバイスからでも使えますが、スマホでパッと使うのに特に便利な印象です。シンプルだが、機能は豊富で、ノートというよりは万能なメモ帳というような感じです。

料金: 無料で使えます。(iCloudやGoogleドライブの契約している容量に依存します)


用途によって使い分ける/雰囲気や操作感の好み/所属組織で使っているものと同じものにする/料金がかからないものにする

など

それぞれの基準によって選ばれています。

【Obsidianの料金面とその他特徴】

Obsidianの利用は無料です。
以前は商用利用する場合はライセンスが必要でしたが、規約変更により、現在ではその場合でも無料で利用することができます。

現在も企業向けの「商用ライセンス」という項目自体は存在しますが、これは「利用するために支払わなければならない料金」ではなくなりました。
「開発チームを資金面でサポートしたい」と考える組織が任意で購入するための、いわばスポンサー枠という立ち位置に変わっています。(26年6月)

| 押さえておきたい機能と特徴 |

・Obsidian Sync
→同期機能をONにするための公式サブスクリプションです。

・Obsidian Publish
→ObsidianのノートをWebサイトのように公開できるようにする、ためのサブスクリプションです。

・コアプラグインとコミュニティプラグイン
→「プラグイン」というのがObsidianにおける拡張機能のようなものです。コアプラグインは公式が提供しているもの、コミュニティプラグインが公式以外が開発/公開しているものです。コミュニティプラグインは便利なものがある反面、有害なものもあります。
コアプラグインが十分すぎるほど高機能なので、基本的にはこれを主軸に運用していくのがおすすめです。

※Obsidian公式ヘルプサイト:
https://obsidian.md/ja/help/

【LLMにObsidianのMDファイルをアップロードする】

Obsidianはファイル形式が全てMDファイルです。このMDファイルはLLMと相性がいいという特徴があります。回答の質が上がります。


※このサイトでは、MD形式で作成した記事をワンクリックでコピーできるエリアを設けています。それを自分のObsidianにペーストするというイメージです。試してみてください。